自分で”上手”なんて言うのは若干気が引けますが、UFOキャッチャーで景品の獲得率を上げるために絶対に役立つ豆知識・コツなどを紹介してみます。

なんてことは言えませんが、設定の甘いお店でしか通用しないような薄っぺらいテクニックとかではないです。
例えば、箱もの景品でよく紹介されている『縦はめ』とかいうテクニック。
あんなものは、橋渡しの橋を斜めにしたり末広がりにされただけでもうほぼほぼ通用しなくなります。
そんな一部の甘いお店でしか使えないようなテクニックではなく、初心者が一歩上級者に近づけるような情報を段階的に書いていますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。 では早速。
絶対に知っておくべきクレーンゲームの基礎知識

まずは基本的なことからいきましょう!
アームの開く幅について
古いタイプのクレーンゲーム機は例外が多いですが、今現在ゲームセンターに置いてあるマシンの大半はある一定のところまでしかアームが開かないようになっています。

そして肝心の開く限界位置はアームの肘部分あたりまでです。

正確には、「ツメの先の位置がアームの肘部分の延長線上になる」という感じですかね。
あくどいお店では、これ以上狭くしか開かないように意図的に設定されていることがありますが、逆にこれ以上開くように設定されていることはほぼありません。
これを知っているといないとではミスする回数に確実に差が出るので、知らなかった方はしっかりと頭に入れておきましょう。
お店が設定できる「アーム」のあれこれ
アームに関してお店側で設定を変えられるものの中で一般的なのはこの3つ。
- ツメの種類
- ツメの角度
- アームの強さ
まぁ私はゲームセンターで働いたことはないので厳密にはもっとあるのかもしれないですが、少なくともこの3つは確実に意のままにお店側が変更できる箇所だと思っておきましょう。
お店が設定できるその他の設定
アームの部分以外でお店が変更できるのはこんな感じです。
- 縦・横移動の限界
- 下降の限界位置
そして下降の限界位置に付随して「押しの強さ」も変わってきます。
知っていたからと言ってどうすることもできない設定の部分ですが、知っていると確実に「そのお店がどんな店なのか」は分かるようになるので、覚えておいて損することはありません。
みなまで言いませんが、単純にここで挙げたお店の変更できる箇所をいじっていればいるほどク〇なお店だということになってきます。
上級者ならではのコツ・豆知識
とりあえず”ど真ん中”戦法!
これは橋渡しで特に大事になってくることですが、上手い人ほど取り方が見いだせていない状態や初見のお店ではこの方法を使います。
何故か。

案外持ち上がったりするからデス!
例えばこんな設置です。
ごくフツーの橋渡しですが、これは『徐々に斜めにして落とす』という方法が何故か常識として植え付けられていますよね。
お店側ももちろんそれを想定してアームなどの設定をしているでしょうが、それが逆に穴だったりもします。
というのも、お店側も『斜めにして取るのが当たり前』という頭になって、他の獲り方をする人がいると考えずに設定していることが意外にあったりするからです。
実際このときは、景品のど真ん中にアームを降ろすようにやってみると持ち上がってがら空きの手前にそのまま落ちてきました。
このことについては他記事でより詳しく書いているので、併せて読んでいただけると嬉しいです。

↑橋渡しに特化したコツ・マメ知識です↑
「押し」を使いこなす
これも具体例を出してみます。

何で落ちないわけ!?
とツッコミたくなるくらいギリギリですが、これでもアームの設定具合によってはこの後何回やっても落ちなかったりします。
結局この景品は無事にゲットできましたが、どうやって獲ったのかを書くとこれです。
頭で押した。
アームの細腕とその先にあるちっさいツメの先端の”点”で押すより、アームの上にある頭の部分で押したほうが”面”で押せて、より強力な力を加えられます。
絶対にアームを使って取らなければならないルールなんてどこにもないので、使えるものすべてを使って獲るという考え方も大切です。
第3のボタン(高さ)の意味
マシンによっては横移動の①ボタン、縦移動の②ボタンの他に第3のボタン(高さ調整のボタン)が存在していることがありますよね。

付いてるんだからとりあえず押しとこ。
そう考えてしまいがちですが、押して状況がよくなる場面なんてほんの一握りです。
少なくとも私の知っている腕の立つ人達を見ていると、上手い人ほどこの第3のボタンは使っていないですし、それを見た私もこのボタンは一切使わなくなりました。
厳しいなら諦めて初期位置から再スタート
「あと少しで獲れそう…」「この引っかかりさえ外せれば…」そんな風になるのがクレーンゲームの面白いところ。
でも、これこそがクレーンゲームの罠でもあります。
ミリ単位でしか動かないような無謀な状況に何プレイも費やすより、100円でも安く獲るには”スタートからやり直す”、あるいは”違う手はないか”を考えるのも超大事です。
”音”も頼りにアームは動かすんだ!
これは「もう1度同じ場所にアームを降ろしたいとき」なんかにかなり有効なんですが、ボタンを押している間にマシンから流れている音がどこで途切れたかを覚えておき、音のタイミングでボタン操作する方法です。
クレーンゲーム機が横並びで引っ付いている状態だと、縦方向の移動を横からチェックすることもできませんよね?
そんなときこそこの方法が役立ちます。
音さえ記憶できていれば微調整も可能なので、ぜひ一度使ってみてもらいたいテクニックです。
クレーンゲーム究極のコツ
とにかく見て盗む
欲しい景品があり、その台をプレイしている人がいればその人物が上手かろうが下手だろうがとりあえず見ましょう。
上手い(ゲットした)なら同じようにするだけで間違いなくゲット率は大幅に上昇します。
そして下手(ゲットできなかった)なら下手で、その人がやっていた方法では獲れないという情報を得ることが可能です。
つい上手い人のプレイだけに目がいきがちですが、案外獲れていないパターンの情報を得るのも大事で、少なくとも自分が同じ轍を踏むことはなくなります。
ムキにならない
めっちゃ大事なことです。
UFOキャッチャーは冷静さを欠くと負けみたいな遊技機なので、”これは無理”というラインを自分の中に作っておき、そんな台はプレイしないのが安値で上手に景品をゲットしていく一番のコツかもしれません。
店員さんを見方につける
何回やっても獲れなかったりするとついイライラして店員さんに喧嘩腰に文句を言いたくもなりますが、厄介者認定されていいことなんて何ひとつないです。
そんなことをするより、グッと堪えてどうしたら味方に付けられるか考えて話しかけたほうが絶対に得する可能性は上がります。
- アシスト
- 助言
などが禁止されているようなお店もありますが、そんなお店でないかぎり積極的に店員さんに話しかけていくのも安値で景品を持って帰る大事なコツのひとつですよ!
誰にでも通じる方法ではないでしょうが、私がよく使う方法をひとつ書いておくと、『初期位置に戻してください』をまず1回。
そしてまたプレイし、同じ状況になってしまったときには『初期位置に戻してください』をもう1度。
この時点で何回もプレイしていて2度もどうにもできない状態になっているアピールができているので、付け加えて『どうやったらこうならないですかねぇ?』あるいは『ここからなら初期位置のほうが早いですよね?』みたいなワードをさりげなく。
すると、やさしい店員さんならこのタイミングで助言、あるいはアシストが高確率でゲットできます。
せこいですけど、文句いうより絶対にこの類いのワードで問いかけたほうが良い結果が得られます!笑
クレーンゲームのコツをまとめると…
長々と書きましたが、結局大事なのはこれです。
- 情報量(どれだけ知識があるか)
上手い人は決して『腕前がスゴイ』のではなく、獲るためにどうするのが最善かの情報を持っているんです。
テクニック2割:情報量8割
で考えていても良いくらいかと思います。
そして、そんな情報はネット上にもたくさん落ちていますし、ゲームセンターに行って他人がやっているのを見るだけでも手に入りますので、積極的に吸収していきましょう。
実際私もそれだけで景品ゲット率は見違えるほどに上がってきましたよ!
では今回はこの辺で!