車との相性、地域による差があったりして中々良い商品に巡り合えないカー用品代表ともいえる「FMトランスミッター」。
私もずっと良い商品に巡り合えずに悶々としていたのですが、先日ついにコスパ最強のBluetoothの無線FMトランスミッターに出会ってしまった……。
その名も「JAPAN AVE.® 」の「JA996」。
※ 「JA998」は色違い商品です。
記事作成時点では1,836件のAmazonレビュー中、星5の割合が64%(星4が18%)という、購入者の82%が星4以上(総合評価4.3)の驚きの製品なんですが、そのレビューは伊達ではなかった!
もぉ最高すぎてドライブが捗る捗る!!
Amazon以外(ヤフーショッピング/楽天)などでも軒並み高レビューなのは頷ける逸品です!
車種や地域差が音質に影響する部分もある製品ですが、その使用感を「音質」「使い方」なども含めて徹底的に紹介しているので、良いFMトランスミッターを探している方の参考になれば幸いです。
では早速本題に!
「JAPAN AVE.® JA996(998)」基本仕様
- 対応車種:12V~24V車種
- 動作気温:0~50℃
- Bluetooth4.2(技術適合認証製品)
- Bluetooth通信距離:最大10m
- FM送信周波数:76.0MHz~90.0MHz
- 対応プロファイル:A2DP・DSP
- 再生可能音楽ファイル:MP3・WMA
- イコライザー機能あり(音質4種)
- ハンズフリー通話可能
- 急速充電USBポートx3(最大出力4.2A)
- AUX-IN/OUT対応
- U-Disk対応(USBメモリ32GBまで対応)
- 電圧測定機能:最大9V~26V
- iOS/Android専用アプリあり
- 高音質ATSチップス搭載
本体
箱は標準的なスマホと同じくらいのサイズで、厚みはスマホの2倍程度の箱です。
本体にはそこそこ高級感があり、主観ですが割と重みがあってズッシリとしています。
ちなみに、本体の液晶部分と裏面はしっかり保護フィルムでガードしてありました。
付属品
箱に入っているのはこんな感じです。
- FMトランスミッター本体
- AUXケーブル
- 取り扱い説明書(日本語)
- 12ヶ月保証登録用のカード
この手の商品は取説が英語がデフォルトのようなものですが、この商品はバッチリ100%日本語です。
そしてもっとビックリなのは、定価3,000円台の商品なのに12ヶ月のメーカー保証が受けられる点!
安価なカー用品は壊れたらおしまいが常識みたいな感じですけど、保証体制も万全。
このあたりも高評価の要因の1つかもしれません。
接続対応
接続方法はこの4パターンが用意されています。
カーオーディオ⇔AUXケーブル⇔本品⇔Bluetoothで音楽再生機器 |
カーオーディオ⇔FM接続⇔本品⇔AUXケーブルで音楽再生機器 |
カーオーディオ⇔FM接続⇔本品⇔Bluetoothで音楽再生機器 |
カーオーディオ⇔AUXケーブル(FM接続)⇔本品⇔USBポートに音楽再生機器 |
※ 私は普段は赤字の接続方法で使用しています。
接続方法に関しては各接続で違うのでここでは割愛しますが、どの接続方法も取説に丁寧にひとつずつ説明が載っていますので安心です。
ちなみに公式アナウンスでもっとも音質が良いとされているのは一番上の接続方法でした。
ですので、ナビやオーディオにAUXケーブルを差し込むプラグ穴がある場合はAUX接続が望ましいかもしれません。
「JAPAN AVE.® JA996(998)」レビュー

車種・地域差もあるかと思いますので、あくまで参考までにお考え下さい。
まず私の使用環境を軽く紹介
カーオーディオ⇔本品の接続 | FM接続 |
本品⇔オーディオ機器 | Bluetooth接続 |
音楽再生機器 | iPhone8 |
車種 | ムーヴカスタム(純正オーディオ) |
音楽再生 | Amazon Music Unlimited |
音質について(音楽/通話)
これは聴き手やクルマのオーディオ機器にかなり依存する部分なので、「低音が〇〇」「高音が〇〇」という具体的なレビューはできませんが…
私の使用環境ではCDよりも音質良いのでは?と思ってしまうほどに高音質、ボリュームの小さめなフェードイン・フェードアウトの細かい音までしっかりと聴こえます。

これまで買ってみた同価格帯のFMトランスミッターたちは一体何だったんだ……
そう思ってしまうほどにクリアで、無線(FM接続)x無線(Bluetooth接続)でこの音質・この価格なら文句は何にもないレベル。
ちなみに本体前面の液晶右のスイッチはイコライザーになっていて、上下に動かすと音色が変わります。
- ノーマル(デフォルト)
- ポップ(低音やや抑えめ)
- ジャズ(低音強め)
- ベース(少々こもり気味)
※ ()内は私の個人的な感じ方です。
の4種から選択でき、けっこうガッツリ音色が変わるので、自分好みに調整するのがオススメですね。

私は純正オーディオで低音が弱めなのがネックだったので、普段3のジャズにして聴いています。
なお、通話は前面液晶左のシルバーの大きなボタンを押すだけで「受話」「終話」が可能です。
黄色➡部分にあるマイクも感度良好、しっかりと問題なく通話でき、2度押しするとかけ直しなどの便利機能も複数ついています。
ノイズはヒドイ?
私の使用環境では、走行中にあきらかなノイズが入ったと感じたことはほぼないです。
ただ、音量があまり大きくはないため、カーオーディオ側の音量を上げ過ぎると多少の雑音は感じますね。
でもこれはスマホなどの音楽再生機器側の音量を大きくし、カーオーディオ側を低めにすることでまったく雑音は感じなくなりますよ!
ペアリング・操作性について
ペアリングは超簡単です。
私の場合iPhoneで音楽再生していますので、そちらの画面を元に開設するとこんな感じ。
初回利用時はシガーソケットに本品を差し込んだ状態でiPhone側のBluetoothをONにし、【JAPAN AVE.-FM Transmitter】を選択するだけ。
特にパスワードなども必要なく、これだけで接続は完了。あとはiPhoneから音楽を再生するだけなので、普段Bluetoothを使い慣れていないという方もすぐにできると思いますね。
2回目以降はiPhoneのBluetoothをONにすると自動で接続されるので、そのまま音楽再生ができてすごく便利です。
ちなみにペアリング・周波数切り替えなどの操作が容易になる専用アプリ『SmartBC』も用意されているので、こちらを使うのもアリかもしれません。
その他の操作も簡単に解説しておくと、本体上部のボタンは周波数の選局用ボタンとAUXケーブルのプラグ穴です。
下部にはUSBポートが3つあり、USBメモリでの音楽再生・スマホの充電なども3台まで同時にできるようになっています。
そして一番ビックリしたのは本体前面にある大きなツマミの多機能性ですね。(下画像赤矢印の部分)
このボタン、上でも解説したように「受話」「終話」が押すだけでできるボタンなのですが…
- 着信中に押す⇒受話
- 通話を切るときに押す⇒終話
- 通話中に押す⇒ハンズフリー終了
- 着信に出たくない⇒長押し
- かけ直したい⇒2度押し
- ペアリング完了後、押すだけで再生/停止
- 右にひねる⇒次の曲へ
- 左にひねる⇒前の曲へ

ちなみに音楽アプリの方でシャッフル再生をしていた場合に右にひねると、シャッフル機能が生きた状態で次の曲がシャッフル再生されます。
1つのボタンでこれだけの操作ができるんです!
ペアリング操作時以外、完全にスマホ(音楽機器)に触れることなく使うことができるようになっている優れものです。
まとめ(個人的な評価)
- ノイズなしでとにかく高音質!
- イコライザーが優秀!
- USBポートが3つもある!
- iPhone7以降のイヤホンジャックなしの機種でも充電しながら音楽再生が可能
- 通話がめちゃくちゃ簡単で音もクリア
- USB3.0以降には非対応(USBで音楽再生する場合)
- 音楽ファイル以外が入ったUSBメモリは非推奨
音質 | 音量 | 操作性 | 機能面 | 取説の内容 |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
まぁ要するに『大・満・足!』ということです。笑
この価格帯(記事作成時点、Amazonは3,480円)でこのクオリティ、本当によくできた高コスパ商品だと思います!
ただ唯一注意点を挙げるなら、USBメモリでの音楽再生ですね。
USB3.0以降は非対応、32GBまでのUSBメモリにしか対応しておらず、音楽ファイル以外が入った状態も非推奨になっているので、その辺の規格などにだけは十分注意しておくべきですね。
あと、夏場は車内がかなり高音になるので、直射日光が当たる場所にシガーソケットがある場合は『動作気温:0~50℃』が維持できなくなる可能性もあるので、使用時以外は外しておくのが良いかもしれません。

私はあまりの優れものにそう簡単に壊れてほしくはないので、近頃の異常なまでの熱さもありますし昼間の駐車時は一応外しています!
では、今回はこの辺で!