iPhoneの動きが遅い…動作が重くなる原因とすぐにできる対処法

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iPhone

私は数年間iPhone修理の仕事をしていたことがあるのですが、お店に来店されるお客さんの訴える症状の中でもかなりのウェイトを占めていたのが動作が重い』『動きが遅くなるというものでした。

この症状、実は故障しているケースの方が圧倒的に少なく、ちょっとしたことを実行するだけですぐに直ったりするものなんです。

ということで、この記事ではiPhoneの動作が重くなってしまったときのチェックポイントと自分でできる簡単な対処法についてまとめてみました。

サクサク動くiPhoneを取り戻したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

では早速。

動きが遅い原因の具体例と対処法

アプリの一斉起動

iPhoneは同時に複数のアプリを起動させておくことができますが、あくまでも『起動できる』だけであって『無限に動かせる』わけではありません。

起動状況やメモリ領域の空き容量によっては、iPhoneの動作が重たくしている原因となっていることも…。

もしアプリを大量に起動している状態で動きが重たいのであれば、ホームボタンをダブルクリックし、近々に使う予定のないアプリをいったん閉じましょう。

バッテリーの劣化

一見関係がないように感じますが、バッテリーが極度の劣化状態にある場合、強制終了回避のためにOSのアップデートで性能が低下することがあります。

  1. バッテリーの持ちが極端に悪い
  2. 本体裏面が膨張している
  3. 連続使用で発熱することがある

動きが遅い、かつ上記3つの症状のいずれかが同時に出ている端末は、バッテリーが劣化している可能性が高いです。

バッテリー原因で動作が重たいときはバッテリー交換が必要になるため、早めに修理店に相談することをオススメします。

 

容量不足

空き容量が十分にない状態で使用していても動作が不安定になることがあります。

空き容量の目安は一般的に10GB以上確保しておくのが良いとされていますので、容量を開ける際はこの数値を目安にしておくのが良いかもしれません。

 

OSをアップデートしていない

OSは常に最新バージョンにしておくことが推奨されています。

各アプリもOSの最新バージョンに対応するために日々バージョンアップがなされているため、そこにズレが生じると動作が重たくなる可能性も否定できません。

設定アプリに赤いアイコンが表示されている場合は最新バージョンのOSがリリースされているはずなので、速やかにアップデートを実行しましょう。

 

より具体的な対処法

上で紹介した事例に当てはならない場合、ここから紹介する対処法が有効になることもあります。

何をしても遅いとき

再起動

とにかく何をしていても動きが遅いというときは、まずは電源を一度落として入れなおす再起動から試してみましょう。

動作が重いという症状は、一時的なシステムの不具合から発生する事例が多いため、これだけで症状が改善する可能性はけっこう高めの傾向にあります。

ちなみに私が修理店で働いていた時、誤解されているお客さんがけっこう多かったのですが、『再起動』『強制再起動』『リセット』はまったくの別物です。

再起動:電源を一度落として入れなおすだけ

強制再起動:フリーズなどの際、強制的に電源を入れなおす

リセット:端末内のデータを削除してまっさらな状態に戻す

ここでいう再起動は、一番上の通常の『再起動』のことを指しています。

つまり、電源を一度落として入れなおすだけです。

内部データが破損していたりiPhoneのシステムが重大な欠陥を抱えていないかぎり、再起動だけでデータが消えてしまう可能性は極めて低いので、再起動にシビアになりすぎる必要はありません。

とはいえ、用心しておくことに越したことはないので、念のためバックアップは日ごろから取る習慣はつけておいたほうが良いかと思います。

appのバックグラウンド更新をOFF

アプリは起動していなくても内部データの更新を行っていることがあります。

これがほんの数個のアプリで更新も稀であれば気にするほどでもないのですが、あまりに多いとユーザーの目には見えない負荷となって動作を重くする可能性もゼロではありません。

設定アプリ > 一般 > Appのバックグラウンド更新からバックグラウンド更新を許可するアプリの設定ができるので、たくさんアプリを入れていて一度も設定の確認をしていないという人はまずは確認してみることをオススメします。

メモリを開放する

少しややこしい話になりますが、上で紹介した『容量不足』のときに空けるデータ容量とはまた違って、メモリというものが存在します。

メモリというものが何なのか分からないという人は、ユーザーがよく開くアプリやWEBサイトなどの情報を記録しておき、起動した際に瞬時に呼び出せるようにするため貯蔵庫のようなものだと考えておいてください。

そして厄介なことに、このメモリに記憶している情報が増えすぎることで、逆に動作が不安定になったり重たくなったりすることがあるんですよね…。

上で紹介した対処法で効果がない場合、メモリ開放で動作が快適になる可能性は十分にあるので、ぜひ試してみてください。

手順
  1. 電源ボタン長押し
  2. 電源を切る画面でホームボタンを2秒長押し

画面上では特に何も起きませんが、上の手順でメモリの開放は可能です。

ちなみに、Appストアにメモリ開放アプリなるものが有料で販売されていたりもしますが、とりあえずは標準のメモリ開放機能で問題ないかと思います。

予測変換のリセット

大量ではないにしろ、予測変換も内部データとして蓄積されているものですので、一旦削除することで動作が軽くなることがあります。

設定アプリ > 一般 > リセット > キーボードの変換学習をリセット > パスコード入力 > 辞書をリセットという手順で予測変換は削除できますので、一度も削除せずに何年も使用している方はこの対処法もオススメです。

ただし、一度予測変換をリセットすると復元することができないため、予測変換候補がまっさらになると困るという方は控えたほうがよい対処法となっています。

 

ネットが遅いとき

Safariのキャッシュクリア

キャッシュとは、一度表示したWEBサイトの画像やテキストデータを内部的に保存しておき、次回呼び出す際に再びダウンロードする手間を省くためのものなのですが、これが増加しすぎると動作が重くなる可能性があります。

設定アプリ > Safari > 履歴とWebサイトデータを消去からキャッシュクリアが可能なので、Safariが重いという方はこちらの対処法が有効かもしれません。

ただし一度キャッシュクリアをしてしまうと、ログインしていたWEBサイトを再び開いてもログアウトした状態になってしまいますので、影響を考えてから実行するのをオススメします。

タブを閉じる

以前は同時に開けるタブ数に制限がありましたが、現在は上限なしでタブが起動できるようになっていますよね。

これはかなり便利なことなのですが、快適な動作を望むのであれば開きすぎは良いことではありません。

100個いじょうのタブを開きっぱなしにしている方は、一度タブの整理を試みると動作が軽くなる可能性も十分にありますよ。

 

特定アプリが遅いとき

アップデートする

Appストアにある多くのアプリはiOSのバージョンに合わせてデータの更新を行っています。

つまり、iPhoneのバージョンとAppのバージョンが違うことで動作が不安定になる可能性も十分にあるため、特定アプリだけの動作が重たいときはAppストアに対象アプリのアップデート通知が来ていないか確認してみましょう。

アプリの再インストール

これは頻繁に起こるようなことではないのですが、インストール中や更新中にデータがクラッシュしてアプリが正常に動作しないという現象もあり得ます。

アップデート通知もなく、特定のアプリだけで動作が異常に遅いなどというときは、一度アンインストールして再度インストールすれば改善することもあることは覚えておきましょう。

ただし、アプリ自体にデータを保管するようなアプリであれば内部のデータがk消去されてしまうので、影響を考えてから実行する必要があります。

 

どれを試してもダメなとき

初期化(※最終手段)

ここより上で紹介しているどれにも該当しない、もしくはどれを試してもダメな場合、原因の特定も難しくなるため、iPhoneの中にあるデータを真っさらにする最終手段『初期化』により動作の不安定さは解消する可能性大です。

初期化手順
  1. 設定アプリ > 一般 と進み『リセット』を選択
  2. 『すべてのコンテンツと設定を消去』を選択
初期化は、文字通り端末を工場出荷時の初期状態に戻す作業です。必ずバックアップを取った上で行わなければデータをすべて失ってしまうのでご注意ください。

あとがき

かなり長文になってしまいまいましたが、以上、iPhoneの動作が重たいときに自分でできる対処法でした。

相談するだけで料金を請求してくる悪質な修理業者も中にはあるので、まずは焦らずに自分でできる対処法を試してみるのがオススメです。

私が修理店に在籍していたころにこの症状で来店されていたお客さんの端末も、半数近くは本記事で紹介している対処法のいずれかで改善していたので、当てはまりそうなものがあればぜひ実践してみてください。

ただし、念のためにバックアップは取ってから実行するようにしておきましょうね。

では、今回はこの辺で。

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