一般向けでは国産最強といたるところで囁かれているsonyの完全ワイヤレスBluetoothイヤホン「WF-1000XM3」。
購入してある程度経過しましたので、遅ればせながらレビューを書いてみたいと思います!
いやぁぁ、高かった…。
でもね、

たしかにこりゃあ最強だぜ。。
件数・星の数ともにこのAmazonレビューは伊達じゃないですね。
先に書いておくと、「良いところ」「イマイチなところ」含め、「音質」「ノイズキャンセリング」などなどかなり細かに項目を分けて徹底的にレビュー紹介しているので、若干長めの記事です。
し・か・し!
気にはなっているけど高いしちょっと躊躇ってるんだよなぁぁ。
という方の参考には少しはなるはず!
では早速!
まずは簡単に「実際に使ってみた感想」を!
まずは「これは良い!」と思っている部分、そして「イマイチかなぁ」と感じている部分から紹介していきます。
ちなみに僕の現在の使用環境は主に下の表のような感じですので、それも踏まえてこの先は読み進めていただけたら幸いです。
使用デバイス | iphone 8 |
音楽 | Amazon Music Unlimited(256kbps) |
デジタル購入のハイレゾ音源 | |
CD⇒MP3へ変換した音源 | |
使用環境 | 仕事中/ランニング中が主 |
イヤーチップ | 付属品 |

あと、一応ですが、僕は趣味レベルのバンド経験15年弱のギター弾き。レコーディングも素人レベルなら複数回経験した人間なので、音質レビューは少々辛口と思ってご覧ください。
良い
- 「ノイズキャンセリング」機能が素晴らしい!
- 非の打ち所がない高音質!
- 「外音取り込み」系の機能も充実している!
- アプリのイコライザーで音質変更できる!
- 連続稼働時間も十分、急速充電も可能!
- USB-C!
- iPhoneの画面にも電池残量表示が出る!
各々の具体的なレビューは項目別に下にガッツリと書いているのでここでは割愛しますが、音質面とノイズキャンセリングに関してはもはや言うことなし!
「DSEE HX」という圧縮音源もハイレゾ相当の音質にアップスケーリングする機能を搭載しているので、「聞き放題のストリーミング」「YouTube」などの音源も他のイヤホンで再生したときと比較してその差は歴然。
また、iPhoneでもイヤホンのバッテリー残量表示が画面にしっかりと表示されます。
Apple直系の品(AirPods・BeartsXなど)以外に多くはないので地味に嬉しい!

専用アプリではケースの電池残量まで確認可能という優れものデス。
Amazonレビューの件数、高評価度合いは伊達じゃなく、発売開始からもうすぐ1年が経過しそうですが、「現状最強の国産完全ワイヤレスイヤホン」かと個人的には思っています。
イマイチ
- 音量調整が再生デバイスでしかできない
- ケースの形が…
- ちょっとお高い…
イマイチな点として値段を挙げていますが、価格相応の機能は間違いなく有しているので、お高いのはもう正直やむなしですね。
機能面に関しては2つ。まずは音量調整です。
本機は物理ボタンが本体になく、すべてタッチセンサーで操作する仕様なので致し方ないことかもしれないですが、音量調節に関してはスマホやウォークマン側で行わなければなりません。

最初は「えぇぇぇ」と思ってたんですけど、優れた外音取り込み機能もあるので慣れれば大したデメリットには感じず、数カ月経った今では「あればもっとよかったかな」と思う程度ですね。
もうひとつは充電器兼ケースに関すること。
寝かせれば何ら問題のないことでちょっと細かすぎるのかもしれないですけど、できれば蓋を上にした状態で自立してほしかった…。
SONY WF-1000XM3のスペック(基本仕様)
レビューが本題なのでここはサクッといきますが、一応公式の取扱説明書通りにご紹介。

各項目、横の「+」を押すと表示されマス!
唯一補足しておくことがあるとすれば充電やケーブルに関する部分ですかね。
まず、本機はケースの充電端子にUSB Type-Cが採用されています。
汎用性はあるのですが、まだまだ最新のポートになるので対応機器が少ないという難点もあり、旧規格のUSBポートを持つ他機器にこのケーブルを使うには変換アダプターが必要になる場合があります。
そして、USB Type-Cのケーブルは1本付属されていますが、ACアダプターは付属されていません。
パソコンなどではなく家庭のコンセントから充電する際には上のアダプターなどを別途購入する必要がありますね。
SONY WF-1000XM3レビュー(本体/付属品など)
本体
ブラックボディにピンクゴールドのロゴ、落ち着いた感じですごくカッコイイ外観かと個人的には思います。
ちなみに重さは片方で約8.5グラム。
AirPodsの重さは4.0~5.4グラム(製品により差あり)ということを考えると、質量的には完全ワイヤレスのイヤホンでは重たい部類に入るかもしれません。
ただフィット感が素晴らしいので、実際に付けてみるとさほど重さは感じないレベルです。
操作性
操作が「タップ」「ダブルタップ」「長押し」など色々なんですが、本体タッチパネルで行えるすべての操作はこんな感じです。
- ノイズキャンセリングON/OFF
- 外音取り込みON/OFF
- 受話/終話
- クイックアテンションモード起動
※クイックアテンションモード(長押ししている間、再生音を下げて外の音を大きくするモード)
左は主に再生以外のことを行える感じですね。
本機の売りであるノイズキャンセリング関連についてはその項目で詳しく書いていますが、ノイキャンやクイックアテンションモードはマジで便利!!
- 再生/停止
- 受話/終話
- 1曲飛ばし
- 1曲戻し
- 音声アシスタント機能ON/OFF
※音声アシスタント(siri/Googleアプリ)
なお、冒頭でも書いたんですが「本体での音量調整」は残念ながらできず、iPhone・スマホ・ウォークマンなど曲を流しているプレイヤー側で行わなければなりません。
ただ、その他の機能は万全で、ペアリングも本当に優秀!
iPhoneであれば最初に一度ペアリング登録しておけばケースから出すと自動で電源がONになり、耳に装着すれば自動でペアリング。
さらに耳から外すと再生は自動で停止、ケースに戻せば電源も勝手にOFFになる!
普段使いのイヤホンとして操作面での煩わしさは一切感じませんし、完全ワイヤレスイヤホンの中でも非常に人気があるのは大きく頷けますね。
ちなみに僕は耳にかかる程度の耳周りの髪の長さなのですが、タッチパネルで操作をしようと思ったときにタッチセンサー部分と指の間に髪の毛が若干入ることがあるんですよね…。
そんな状態でも問題なくタッチセンサーは反応してくれますし、誤動作もかなり少ないなと感じています。
専用ケース(充電器)
本体カラーでケースの色も違うんですが、ブラックの充電器兼ケースはこんな感じで、ケースをフル充電にしておけば本体の満充電3回分の充電ができます。
少し掘り下げると、取り扱い説明書には「本体は音楽再生時最大約6時間」とありますが、ノイズキャンセリングONで音楽もそこそこ大音量で再生時の実測値もおおむね6時間程度でした。
ケースがフル充電で満充電3回分のバッテリーを蓄電できるので、ケーブルなしのケースだけ持ち歩いた状態で最大で6時間x4のおよそ24時間使用できることになります。
ノイズキャンセリングを有している完全ワイヤレスイヤホンではかなり長いほうですね。
あと良いなと思っているのは、ケースに本体を入れるときにマグネットが吸い寄せてくれる点!
イヤホン本体を近づけるとマグネットで端子同士が接触するように「スポッ」とケース内に吸い込まれていきます。
このおかげで「端子が触れてないせいで充電ができていなかった…」という心配はまったく必要ありませんね。
充電器も機能面に関しては何も不満はないんですが、唯一気になるのがケース表面の材質ですね。
サラサラのマット調になっているので、ツルッツルのプラスティックと比較すると指紋や小傷が付きやすい感は否めません。
しかしさすがはバカ売れ商品!
ソニー製ではないですが、このモデル用に設計されたケースはたくさん販売されています。

僕のケースもすでに小傷が若干あるので、本体と同時に買っておけばよかったと大きく後悔中デス…
イヤーピースなどその他付属品
- USB Type-Cケーブルx1
- 取扱説明書類
- 保証書
- ハイブリッドイヤーピースロングx8
- トリプルコンフォートイヤーピースx6
専用ACアダプターは付いていないものの、このイヤーピースの数にはビックリしました。
サイズもSSからLと幅広く、写真で見ても分かるようにかなりサイズ感に違いがあるので、ほとんどの方は自分の耳のサイズに合うイヤーピースが付属されていると考えておいて問題ないと思います。
個人的には性能・耐久性は「並以上」かと!
ただこれに関しては本当に個人差がある部分だと思いますし、音質向上・落下防止のためにも完全ワイヤレスという特性上、自分の耳に合うものを使うに越したことはありませんね。
フィット感(装着感)
”本体”のレビューでも少し触れましたが、完全ワイヤレスイヤホンの中ではやや重い部類に入るので、装着する前に手に取ったときは「重くて落ちるのでは…?」という不安が僕もありました。
ですが実際に装着してみたときのフィット感は素晴らしく、僕の場合は軽いヘドバンくらいじゃ全然落ちないレベルで、歩いているときもまったく不安はなし!
しっかりとフィットするイヤーピースを選んでいれば、軽いジョギング程度でも落ちる心配はほぼないかと思います。
また、電池切れまで6~8時間つけっぱなしにしていてもグラム数ほどの重みも大して感じません。
フィット感に関するところは公式ページを見てもかなりこだわりを持って作られている部分なのかなと推察できますし、実際に日々使っている僕としても信頼感はかなり高いですね。
フィットするイヤーピースさえ付けていれば、よほどの暴風でもないかぎり風音もシャットダウンされます。
SONY WF-1000XM3レビュー(音質関連)
音質レビュー(音楽再生時)
Bluetoothイヤホンは「1,000円台のノーブランド10台前後」「3,000~1万円までのノーブランド2台」「1万円台のメーカー品3台」をこれまで買ってきていますが、ハッキリ言って一部を除けばレベルが違いすぎて比較対象にするのが申し訳ない。
そんなレベルで高音質!
高音にも低音にも寄りすぎている感はなく、安物でよくある「ボーカルが後ろに隠れてしまう」というようなこともなし!
ノイズキャンセリングのおかげで没入感も最高!
「解像度」「音の広がり」「表現力」のどこを取っても素晴らしく、1万円台の楽器メーカー品で音割れするような高音域の含まれる曲をボリューム最大で再生してもほぼ音割れせずに表現してくれます。

圧縮音源で元が若干潰れている箇所も頑張って再現しようとしている感は感じマス。
理由は、「DSEEHX」という圧縮音源をハイレゾ相当の音質にまで向上させる機能を搭載している!
そして、アプリに内蔵されているイコライザーで自分好みの調整が可能!
この2つに尽きるかと。
プロ並みに音に関してのこだわりがある方でなければ本機で「ハイレゾ」と「256kbpsクラスの圧縮音源」との違いはほぼ感じないレベルだと思います。
ちなみに僕は耳は割と肥えている方だと勝手に自負していますが、「256kbpsクラスの圧縮音源」と「ハイレゾ音源」を聴き比べてどちらがハイレゾなのかを100%当てられる自信はありません。笑

特にシンバル・ハイハットなど高音の出る打楽器が使われていないバラードはかなり判別が難しいと思います。
あと触れておきたいのは、ノイズキャンセリングON時とOFF時の音質変化についてですね。
正直なところ、ノイズキャンセリングON状態では少し音がこもって聞こえ、音の広がりというか表現力が多少落ちている感じはします。
まぁしかし、それでも1万円以下のノーブランド品と比べると格の違う品であることは確かです。
音質レビュー(通話時)
ここに関してもまったく問題ありません。
相手方の聴こえ具合も気になったので記事を書いている最中に友人に電話し、あえて環境を告げぬ状態で「通常の通話」「スピーカーフォン」「本機」の順で切り替えて、どれが一番聞き取りやすかったかを聴いてみました。
その結果がコチラ。
- 本機
- 通常の通話
- スピーカーフォン
ちなみに受話方面に関してもまったく問題はなく、小声で喋ってもらってもスピーカーフォンよりしっかりと聞き取れます。
ただ、やはりこれは通話場所などの環境依存も大きくある部分かとは思いますので、あくまで”この記事を書いている人間の場合はそうなんだ”と考えていただいたほうが無難かもしれません。
音質レビュー(動画/アプリ使用時)
Bluetoothイヤホンでよく問題になるのが動画やアプリ使用時に音が遅延するという現象ですよね。
これも音を発信しているデバイスやアプリなど、環境依存もあるとは思うので難しいところですが、少なくともiPhoneでYouTubeの動画を見ている状態で露骨な遅延を感じたことはありません。
ただ、完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンである以上は遅延ゼロはかなり難しいことだと思いますので、音ゲーをシビアにガチでやろうと考えている方には向かないかもしれないです。
フツーのゲームアプリでは何ら問題なく高音質を出してくれます。
音飛び
これも使っている場所が大きく関係する問題ですが、僕の場合はそれなりに人が多い時間帯の電車に乗っても一瞬の音飛びが1回あった程度です。
他の環境では1度も音飛びは経験していませんし、これまで触れてきたBluetoothイヤホンの中では間違いなくトップクラスだ思います。
SONY WF-1000XM3レビュー(ノイズキャンセリング)
本機最大の売りとも言える部分の「ノイズキャンセリング」。
率直な感想としてはこれです。

イヤーピースさえフィットするものを付ければこれはマジで感動できるレベル!
例えが適切かは分かりませんが、「使い慣れていない新品の耳栓を付けているレベルにはシャットダウン可能かな」と僕は感じています。
実は今こうして記事を書いている最中も音楽再生せずにノイキャンだけONの状態で使用中なんですが、若干古めのデスクトップパソコンのファンの音は一切聞こえませんし、デスクの真横にあるテレビをつけても普段の音量なら何にも聴こえないです。
外音を取り込んだ状態「アンビエントサウンドモード」だとイヤホンをつけているのを忘れるレベルで外音が自然に取り込まれるので、違いは誰が付けても絶対に感じるレベルだと思いますし、無音で集中したいときにはもってこいかと!
風音もほぼシャットダウンできるので、街中をウォーキング中の音楽への没入感も素晴らしいです!

けっこういろんな場所で使っているので、音楽を流している状態でそれぞれの環境だと程度の威力を感じているかまとめてみました。
夜間の繁華街 | ほぼ無音 |
昼間片側4車線の大通り | ほぼエンジン音を感じない |
パチンコ店 | 自分の台の音以外が9割がた消えている感覚 |
スーパー(コンビニ) | OFFにしないと店員さんは口パク状態 |
隣りの犬の鳴き声 | まったく聞こえない |
また、本機には「クイックアテンションモード」という左側のタッチセンサーを触りっぱなしにすると作動するモードがあります。
これを使用した状態は、”再生中の音楽ボリュームをかなり下げて、周囲の音をマイクが収音してくれている”というような感覚ですね。
お店に入って店員さんとレジで会話する際もいちいちイヤホンを外さなくてもバッチリ聞き取れますし、ノイキャンONからでもすぐに会話に入れるのはすごく便利な機能だと感じています。
SONY WF-1000XM3レビュー(その他機能など)
専用アプリ
本機はSONY社のイヤホン・ヘッドフォン専用アプリ「Headpfones」「Music Center」をインストールすることでかなり機能面諸々が向上します。
特に「Headpfones」のほう。
このアプリひとつで下の設定変更や確認・調整ができ、アプリがあるのとないのとでは利便性は桁違いです。
- 本体の電池残量確認
- ケースの電池残量確認
- タッチセンサーの各機能の変更
- 行動検知による外音取り込みの自動コントロール
- 外音取り込み度合いの調整
- イコライザでの音質調整
- 耳から外しただけで音楽を停止するか
- 「DSEE HX」のON / OFF
- 接続優先 / 音質優先の切り替え
- 自動電源OFFの切り替え
- 通知音と音声ガイダンスの言語選択
- ソフトウェアの自動ダウンロードON / OFF
どれもすごいんですが、特に便利なのは赤字にした3つの項目ですね。
ケースの電池残量確認
本体の電池残量はiPhoneでも表示されるんですが、ケースの残量確認はこのアプリで上画像のように表示されます。この機能を有している完全ワイヤレスイヤホンは何気にそんなに多くはないです。
タッチ―センサーの各機能の変更
「左右の入れ替え」「操作方法変更」など、デフォルト設定では操作しづらい機能を自分好みに切り替えられます。
すごく個人的な話なんですけど、デフォルトの再生と停止は右側タッチセンサー。僕は左利きなので再生と停止が左側にあったほうが使いやすくて本当に助かりました。物理ボタンではなかなかできないことだと思うので、ここにはかなりタッチセンサーの強みを感じますね。
イコライザでの音質調整
デフォルトでインストールされている9つのパ音質ターン+任意に調整可能な3枠の計10枠があり、聴いている曲によってすぐに切り替えられる優れものです。操作は上画像の各帯域のツマミを上下にスライドするだけなので超簡単!
このイコライザ機能を有していることで、ある程度自分の聴きたいように調整ができるのは本当に素晴らしく、これが年齢層問わずに評価が高い理由の1つに入っているのは間違いありませんね。
音声アシスタント
これは「SIri」「Googleアシスタント」などの音声アシスタント機能をイヤホンから遠隔で呼び出せる機能ですね。
使い方はデフォルト設定のままなら右側のタッチセンサーを触れたままにするだけで起動。
起動すればスマホ本体で使うのと同様に話しかけるだけでイヤホンのマイクが声を拾ってくれ、まったく同じ動作をしてくれます。
iPhoneのSiriさんの場合はこんな感じ。
画面はこんな感じになり、画面上の情報を通常のSiriさんと同じようにしっかり読み上げてくれます!
僕の場合は元々Siriさんを使うことがほぼないので現状使ってはいないですが、カバンにスマホが入っている状態でも音声で情報を届けてくれるのは便利だなぁと思いますね。
僕がこれまでに触れてきたBluetoothイヤホンと比較
1000円台のノーブランドBluetoothイヤホン
1,000円台ノーブランドでも奇跡的にかなり頑張るイヤホンも稀にあるにはあるんですが、ハッキリ言ってしまうと本機と聞き比べて同等以上に感じるものはないと思います。
「ハイレゾ以外もハイレゾ並みの高音質に!」というDSEE HXを売りにしていますし、価格差的にも当たり前なんだけど、もうレベルが違いすぎますね。
1回本機に触れてしまうともう1,000円台のイヤホンには絶対に戻れないかと。
Fender PureSonic Premium Wireless Earbuds
ずいぶん前にこのブログにレビュー記事を書いている有線タイプのBluetoothイヤホン。

1万円台 VS 2万円台の戦いで値段は倍に迫るものがあるので同レベルで比較するのはおかしいとは思いますが、総合的に聞き比べると「透明度」「解像度」は露骨に差を感じ、特に高音域の表現力は比べられないほどの差を感じます。
ギターなどを主としている楽器メーカーなので中音域には強さを感じますが、総合的に見ると勝る部分はほぼないかと。
Bearts X
低音域に強いメーカーとして有名なBluetoothイヤホンですね。
Apple関連品でAirPodsより安く、iPhoneユーザーでは利用者も比較的多いので購入候補に挙げている方も多いのではないでしょうか。
正直このクラスになってくると、よほど音にこだわりがある方でなければ音質に大きな違いは感じないと思います。
ただ、シビアにいくとやはり高音域の表現力含めた全体のバランスは本機「sony WF-1000XM3」の圧勝だと言わざるを得ないレベルです。
ただ、価格相応の品だとは思いますので、iPhoneユーザーでネックバンドタイプでもよく、ノイズキャンセリングもなくて良いなら全然アリだと個人的には思います。
JBL FREE X
知名度ではBeats系には劣るかもしれませんが、完全ワイヤレスではコチラもかなり人気の品ですね。
価格もだいぶ安くなってきていますし。
定価1万円台の完全ワイヤレスイヤホンの総合的な音質ではおそらくトップクラスに分類されるかと。
ただ充電持続時間は最大4時間で2時間も違いますし、イコライザ・ノイズキャンセリングなど本機にある諸々の機能はほぼ有していないので、そのあたりが欲しいかどうかと予算次第かなと個人的には思います。
Bose SoundSport Free wireless headphones
コチラも完全ワイヤレスの大人気商品。
価格帯もほぼ同じで、何せ天下のBOSEなので出てくる音は良いです。
しかし、総合的に見ると…
ハッキリ言って本機「sony WF-1000XM3」の圧勝です。
これに関しては某ヨ〇バシカメラの視聴で2度使わせてもらっただけで実際に購入しているわけではないんですが、それでも近い価格でこの差はかなり大きい!
価格はどちらも2万円台でほぼ同じということもあり、どちらを買うか迷っている方も多いと思いますが、ノイズキャンセリングもないですし、開放型ゆえ遮音性がかなり低くて音量を上げても外音ダダ聴こえで没入感皆無。
音漏れもフツーにします。
そして、デ・カ・す・ぎ(´・ω・`)
冗談抜きでメスのカブトムシくらいあります。笑
スペック面を細かく見ても「sony WF-1000XM3」が劣っている部分はほぼありません。
ノイズキャンセリングや機能はどうでも良い。あるいは視聴などで実際に聞き比べてこちらの方が自分には合っていると思わないかぎり、この価格帯なら僕は「sony WF-1000XM3」を強くオススメします。
まとめ:WF-1000XM3個人的な総合評価
めっちゃくちゃ長くなってしまいましたが、以上「sony WF-1000XM3」を実際にある程度の期間使ってみた超細かめレビューでした。
こんな長い記事にもかかわらずここまで読んでいただいた方には十二分に伝わっているかと思いますが、結論としてはこうです。

主要通販サイトのレビューに偽りなし!けっこう値は張るけど、本当にコストパフォーマンスは高い絶品だ!!
同シリーズの新商品が出ればそちらに乗り換える可能性は十分にありますが、個人的には10年後も壊れてなければ使い続けていたいほどの優良品だと思っています!
そして最後にちょっとした情報提供を。

大型家電店だと視聴させてもらえること、けっこう多いです!
「知っとるわそんなこと!」と思う方も多いでしょうが、意外に知り合いで知っている人間が少ないので一応。。。
全国チェーンの大型の大手家電店(ヨドバシカメラなど)だと、それなりのお値段がするイヤホン類はほぼほぼ実機を視聴させてもらえますよ!
こんなに褒め倒している記事で書くことではないかもですが、決して安い買い物ではないので、結局ネットで購入するにしても実機を実際に使ってみた上で納得して購入するのをオススメします!
この記事が購入検討中の方のお役に少しでも立てば幸いです。
では、今回はこの辺で!